2024.11.21お知らせ
A㉟【大府校】【高校生専門】同じミスを繰り返す高校生へ。「間違えた理由」まで残してください
同じミスを繰り返す高校生へ。「間違えた理由」まで残してください
「この問題、前にも間違えた気がする」
「解き直したはずなのに、また同じミスをした」
「テストが終わるたびに、同じところで点を落としている」
このような経験がある高校生は少なくありません。
もちろん、解き直しをすることは大切です。
ただし、
「正しい答えを確認した」だけでは、同じミスを防げないことがあります。
大切なのは、
なぜ間違えたのかまで残すこと
です。
今回は、同じミスを繰り返さないための「間違いの残し方」についてお伝えします。

間違えた問題には、必ず理由があります
問題を間違えた時、
「ミスした」
だけで終わっていないでしょうか。
しかし、同じ不正解でも原因はさまざまです。
- 公式を覚えていなかった
- 問題文の条件を読み落とした
- 途中式を省略して計算ミスをした
- 英単語の意味を知らなかった
- 文法の区別ができなかった
- 時間が足りず焦った
- 解き方は分かったが最後まで再現できなかった
原因が違えば、次にやるべきことも変わります。
「間違えた問題」ではなく、「間違えた原因」を見つけることが、次の勉強につながります。
「ケアレスミス」で終わらせない
テスト後に、
「これはケアレスミスでした」
という生徒は多くいます。
しかし、
「ケアレスミス」
だけでは、次にどう直せばよいか分かりません。
例えば、
- 符号を見落とした
- 問題文の単位を見落とした
- 途中式を書かなかった
- 見直しの時間を残せなかった
- 焦って計算順序を飛ばした
ここまで具体的にすると、改善方法が見えてきます。
「ケアレスミス」は原因ではなく結果です。どこで何が起きたのかまで確認します。
間違いは、まず4種類に分けてみる
間違えた理由が分からない場合は、まず4種類に分けると整理しやすくなります。
① 知識不足
公式・単語・用語などを覚えていなかった。
② 理解不足
解説を読むと分かるが、自分では考え方を使えなかった。
③ 手順・処理ミス
途中式・計算・読み取りなどでミスした。
④ 時間・戦略ミス
時間配分、解く順番、見直し不足などで失点した。
間違いを分類すると、「次に何を勉強するか」が具体的になります。
① 知識不足なら「覚え直す」
英単語、古文単語、公式、用語などを知らなかった場合は、知識不足です。
この場合、
問題を何度も解く前に、まず必要な知識を覚え直します。
例
- 知らなかった英単語を単語帳へ戻す
- 数学の公式を何も見ずに書けるか確認する
- 日本史の用語を一問一答で確認する
- 化学の基本事項を教科書へ戻る
知識がない状態で応用問題を繰り返しても、効率は上がりません。
② 理解不足なら「説明できるか」を確認する
解説を読んだ時には、
「分かった」
と思う。
しかし、次に同じタイプの問題が出ると解けない。
この場合は、理解が浅い可能性があります。
確認したいこと
- なぜこの公式を使うのか
- なぜこの選択肢が間違いなのか
- どこを見て解法を判断したのか
- 似た問題でも同じ考え方を使えるか
答えを覚えるのではなく、考え方を説明できる状態を目指します。
「解説を読めば分かる」から、「自分で理由を説明できる」へ変えることが大切です。
③ 手順・処理ミスなら「ミスが起きにくい形」に変える
考え方は合っているのに、計算や処理で落とすことがあります。
この場合、
「次は気をつける」
だけでは改善しにくいことがあります。
例えば、
- 途中式を1行増やす
- 符号へ丸をつける
- 単位へ線を引く
- 問題文の条件にチェックを入れる
- 計算後に逆算して確認する
というように、行動そのものを変えます。
「注意する」のではなく、「ミスが起きにくい手順」を作ることが重要です。
④ 時間・戦略ミスなら「解き方の順番」を見直す
知識もあり、解き方も分かっている。
それでもテストで点が取れない場合は、時間配分が原因のことがあります。
- 1問に時間を使いすぎた
- 難しい問題から手をつけた
- 最後まで解き切れなかった
- 見直し時間を確保できなかった
- 分からない問題で止まり続けた
この場合は、知識を増やすだけでは解決しません。
時間を測って問題を解いたり、飛ばす基準を決めたりする必要があります。
テストでは「解けるか」だけでなく、「時間内に点へ変えられるか」も重要です。

間違いノートは「問題を書き写すノート」ではありません
間違いノートを作ろうとして、
問題文を全部書き写し、
解説も全部まとめる。
そうすると、時間がかかりすぎて続かないことがあります。
残したいのは、問題全文ではありません。
最低限、次の4つで十分です。
- ① 何を間違えたか
- ② なぜ間違えたか
- ③ 次はどうするか
- ④ いつもう一度確認するか
例えば、
数学
ミス:平方完成で符号を間違えた
原因:途中式を飛ばした
次回:平方完成は途中式を1行省略しない
再確認:9/21
これだけでも十分に振り返れます。
間違いを残す目的は、「きれいなノートを作ること」ではなく、同じ失敗を減らすことです。
同じミスをしたら、「前回と同じ原因か」を見る
一度原因を書いた問題を、もう一度間違えたとします。
その時は、
「また間違えた」
だけで終わらせません。
確認すること
- 前回と同じ原因だったか
- 対策を実行できていたか
- 対策自体が合っていたか
- 別の原因が隠れていないか
もし同じ原因なら、
対策がまだ習慣になっていない可能性があります。
別の原因なら、最初の分析が十分でなかった可能性もあります。
同じミスを繰り返した時こそ、原因と対策をもう一段深く見るタイミングです。
定期テストは「点数」だけで終わらせない
テストが返却されると、
最初に点数を見ると思います。
もちろん、点数は大切です。
しかし、次のテストにつなげるためには、
- 知識不足で落とした点
- 理解不足で落とした点
- 処理ミスで落とした点
- 時間不足で落とした点
を分けて見ることが重要です。
例えば同じ70点でも、
知識不足が多い生徒と、
計算ミスが多い生徒では、
次の勉強方法はまったく違います。
テスト返却後は、「何点だったか」と同じくらい「何で点を落としたか」を確認しましょう。
模試も「偏差値」だけで見ない
模試では、偏差値や判定が気になります。
しかし、復習で見るべきなのは数字だけではありません。
- 知っていれば解けた問題
- 考え方が分からなかった問題
- 時間があれば解けた問題
- 最後まで読めなかった問題
- 同じ単元で繰り返し落としている問題
ここまで整理すると、
次の模試までに何をするべきかが見えやすくなります。
高1・高2・高3で、見るべきミスは変わります
高校1年生
- 学校授業の理解不足
- 提出物をやっただけになっていないか
- 計算ミス・単語不足
- テスト前の準備不足
高校2年生
- 高1内容の抜け
- 英語・数学の基礎不足
- 模試で繰り返している弱点
- 学校学習と受験勉強のバランス
高校3年生
- 過去問で繰り返している失点原因
- 時間配分
- 設問ごとの優先順位
- 知識不足か演習不足かの見極め
学年が上がるほど、「どこを間違えたか」だけでなく、「なぜ点にならなかったか」を細かく見る必要があります。
今日からできる「間違い4行メモ」
間違いノートを作るのが大変な場合は、4行だけで構いません。
① ミス
何を間違えた?
② 原因
なぜ間違えた?
③ 次回
次はどうする?
④ 再確認
いつもう一度やる?
「間違えた問題」だけでなく、
「間違えた理由」まで残す。

保護者の方へ
テストが返ってきた時、
「また同じところ間違えている」
と感じることもあると思います。
その時、
「前にもやったでしょ?」
と聞くだけでは、次の行動につながらないことがあります。
代わりに、
- 今回は何が原因だった?
- 前回と同じ間違い?
- 次はどうすれば防げそう?
- もう一度確認するのはいつ?
と聞いてみてください。
ミスを責めるより、原因と次の対策を一緒に考える方が、その後の学習につながります。
当塾で大切にしていること
- 間違えた問題をそのままにしないこと
- 失点の原因を分類すること
- 原因に合った復習方法を選ぶこと
- 同じミスを繰り返していないか確認すること
- 定期テスト・模試・過去問を次の学習へつなげること
- 復習する日まで学習計画へ入れること
私たちは、
「間違えたから、もう一度解こう」
だけで終わらせません。
なぜ間違えたのかを確認し、その原因に合った次の行動まで決めることを大切にしています。
最後に・・・
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