2024.11.21お知らせ
A㊱【大府校】【高校生専門】分からない問題に時間をかけすぎていませんか?「考える時間」を決めてください
分からない問題に時間をかけすぎていませんか?「考える時間」を決めてください
「1問に30分以上かかってしまいました」
「分からない問題があると、そこで止まってしまいます」
「自分で考えた方がいいと思って、ずっと解説を見ずに考えています」
このような高校生は少なくありません。
もちろん、自分で考える時間はとても大切です。
しかし、
「長く考えること」と「深く考えること」は、同じではありません。
分からない問題に必要以上の時間を使ってしまうと、他の勉強へ進めなくなることがあります。
今回は、分からない問題に出会った時の「考える時間」と「切り替える基準」についてお伝えします。

考えること自体は、とても大切です
まず最初にお伝えしたいのは、
「分からなかったらすぐ答えを見る」
ことをおすすめしているわけではありません。
問題を見て、
- 何を使えばよいか考える
- 以前解いた問題を思い出す
- 条件を書き出す
- 式を立ててみる
- 図を書いてみる
という時間は必要です。
自分で考える時間があるからこそ、「どこまで分かって、どこから分からないか」が見えてきます。
ただし、そこから全く進まないまま時間だけが過ぎているなら、一度切り替える必要があります。
1問に時間を使いすぎると、全体が止まります
例えば、平日に2時間勉強する予定だったとします。
最初の数学1問で40分止まってしまうと、
- 学校ワークが進まない
- 英単語ができない
- 復習の時間がなくなる
- 翌日の課題が残る
- 「今日も全然進まなかった」と感じる
ということがあります。
1問を最後まで自力で解くことだけが、勉強の目的ではありません。限られた時間の中で必要な内容を進めることも重要です。
「考えている」のか、「止まっている」のかを分ける
同じ10分でも、中身は大きく違います。
考えている状態
- 条件を書き出している
- 図や表を作っている
- 使えそうな公式を試している
- 途中まで式が進んでいる
- 別の解き方を考えている
止まっている状態
- 問題文を何度も読むだけ
- 手が止まっている
- 同じ式を見続けている
- 何を試すか分からない
- 「もう少し考えれば分かるかも」で時間が過ぎる
手を動かしながら考えているなら続ける価値があります。何も変化がないなら、一度ヒントや解説を確認するタイミングです。
まず「5分だけ考える」でも構いません
問題の難易度や教科によって必要な時間は変わります。
そのため、
「必ず5分で答えを見る」
という意味ではありません。
ただ、何の基準もなく30分、40分と考え続けるより、
最初の目安として、
- まず5分、自力で考える
- 手が動いているならもう少し続ける
- 全く進まなければヒントを見る
- ヒントで進めなければ解説を見る
という流れを作ると、止まり続けることを防ぎやすくなります。
「何分考えたか」より、
「その間に何が進んだか」を見ます。
いきなり解答全部を見る必要はありません
分からない時、
「自力で解く」
か、
「解答を全部見る」
の2択にする必要はありません。
おすすめの順番
- まず自分で考える
- 教科書や公式を確認する
- ヒントを1つだけ見る
- もう一度自分で考える
- 必要なら解説を見る
- 解説を閉じて最初から解く
こうすれば、自分で考える時間を残しながら、必要以上に止まることも防げます。
解説を見ること自体が悪いのではありません。見た後に、自分の力で再現できるかが重要です。

解説を見たら、「どこで止まっていたか」を確認する
解説を見て、
「なるほど」
だけで終わってしまうと、次に似た問題が出た時にまた止まります。
そこで確認したいのが、
- 公式を思い出せなかったのか
- 問題文の条件を使えていなかったのか
- 最初の式が立てられなかったのか
- 途中計算で止まったのか
- そもそも単元理解が不足していたのか
という点です。
「答え」を見るのではなく、「自分が止まっていた場所」を見つけると、次の復習内容が決まります。
質問する時も、「分かりません」だけで終わらせない
先生へ質問する時、
「この問題が分かりません」
だけでも質問はできます。
ただ、さらに良い質問は、
- ここまでは分かりました
- この式を立てるところで止まりました
- なぜこの公式を使うのか分かりません
- 途中までは解けましたが、ここから進みません
というように、
「どこまで分かっているか」を伝える質問
です。
分からない場所を言葉にできると、質問の時間も学習になります。
「答えを見るのが早すぎる」場合にも注意
反対に、
問題を見て数十秒で、
「分からない」
と答えを見ることもおすすめできません。
それでは、
- 考え方を思い出す練習
- 知識を取り出す練習
- 条件を整理する練習
- 試行錯誤する経験
が減ってしまいます。
「すぐ見る」のでも、「ずっと見ない」のでもなく、自分で考える時間と助けを使う時間のバランスが大切です。
数学では「最初の一手」を確認する
数学で止まる場合は、
解答全部を覚えるより、
「最初の一手」
を確認してみてください。
例えば、
- 何を文字で置くのか
- どの公式を使うのか
- どこに補助線を引くのか
- 何を場合分けするのか
- 最初にどの式を作るのか
最初の一手が分かれば、その後は自力で進められることもあります。
数学では「解答を全部覚える」のではなく、「なぜその一手から始まるのか」を理解することが大切です。
英語長文では、1問に止まりすぎない
英語長文でも、
知らない単語や難しい設問に止まり続けると、全体を読む時間がなくなります。
特に模試や入試では、
- 一度飛ばす
- 先に解ける設問を進める
- 本文全体を読んでから戻る
- 残り時間を見て再度考える
という判断も必要です。
「全部順番に完璧に解く」より、「取れる点を時間内に取る」という視点も必要です。
定期テストと受験勉強では、考える時間も変わります
同じ問題でも、目的によって考える時間は変わります。
普段の学習
考え方を身につけるため、少し長く試行錯誤してもよい。
定期テスト対策
よく出る問題を時間内に正確に解く練習が必要。
模試・入試対策
問題を飛ばす判断や時間配分まで含めて練習する。
「考える時間」は固定ではありません。何のために問題を解いているかによって変えます。
高1・高2・高3で意識したいこと
高校1年生
- 学校問題で止まった場所を確認する
- 教科書・例題へ戻る習慣をつける
- 分からないまま放置しない
高校2年生
- 苦手単元で長時間止まりすぎない
- 基礎不足なら一度戻る
- 自習で質問を残しておく
高校3年生
- 過去問で1問に固執しない
- 捨てる問題・戻る問題を判断する
- 時間内で最大得点を取る練習をする
今日から使える「止まった時の4ステップ」
分からない問題に出会ったら、次の4つを試してみてください。
① まず自分で考える
条件・公式・図など、使えそうなものを書き出す。
② 進んでいるか確認する
手が動いているなら続ける。完全に止まっているなら切り替える。
③ ヒント・解説を使う
必要な部分だけ確認し、どこで止まったのかを見る。
④ 解説を閉じてもう一度解く
自分だけで再現できるか確認する。
考える → 切り替える → 理解する → 自力で解き直す。
この流れまでが1セットです。

保護者の方へ
お子様が1問を長時間考えていると、
「そんなに時間をかけて大丈夫?」
と思うこともあるかもしれません。
反対に、
すぐに答えを見ていると、
「もっと自分で考えた方がいいのでは?」
と感じることもあると思います。
その時は、
- どこまで分かった?
- 何を試した?
- 今、進んでいる?止まっている?
- 解説を見たら、どこが分からなかったか分かった?
と聞いてみてください。
「答えを見る・見ない」ではなく、「考えた後に何を学んだか」を見ることが大切です。
当塾で大切にしていること
- すぐに答えを教えすぎないこと
- 必要以上に1問で止まらせないこと
- どこまで分かっているか確認すること
- 必要に応じてヒントを出すこと
- 解説後に自力で解き直すこと
- 同じところで止まらないよう原因を残すこと
私たちは、
「分からないならすぐ答えを教える」
ことだけを目的にはしていません。
自分で考える時間を確保しながら、必要なところで適切にヒントや解説を使い、最後は自分で解ける状態へつなげることを大切にしています。
最後に・・・
桜咲個別指導学院 高等部は高校生専門の個別指導塾です。
質問できる自習室と手厚いサポートで、学習習慣づくりから受験対策までしっかり支えます。
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