2024.11.21お知らせ
A㊲【大府校】【高校生専門】「分かりません」だけで終わらせない。質問できる高校生は、ここを整理しています
「分かりません」だけで終わらせない。質問できる高校生は、ここを整理しています
「先生に質問したいけれど、何を聞けばいいか分かりません」
「分からない問題はあるけれど、うまく説明できません」
「こんなことを聞いていいのか不安です」
高校生と話していると、このような悩みを聞くことがあります。
質問することが苦手だからといって、
理解する力が低いわけではありません。
実は、
質問ができない理由の一つは、「自分がどこまで分かっていて、どこから分からないのか」が整理できていないことです。
今回は、分からない問題に出会った時に、どのように質問を作ればよいのかをお伝えします。

質問は、「答えを教えてもらうこと」ではありません
質問というと、
「先生に答えを聞く」
というイメージを持つ生徒もいます。
しかし、本当に大切なのは答えそのものではありません。
- 自分がどこで止まったのか
- 何を勘違いしていたのか
- どの考え方が足りなかったのか
- 次に同じ問題が出たら何をすればよいのか
を確認するために質問します。
質問のゴールは、「答えを知ること」ではなく、「次は自分で進められる状態になること」です。
「分かりません」だけでは、分からない場所が見えません
例えば数学の問題を持ってきて、
「これ、分かりません」
と言ったとします。
もちろん、そこから一緒に確認することはできます。
ただ、
- 問題文の意味が分からないのか
- 使う公式が分からないのか
- 最初の式が立てられないのか
- 途中計算で止まったのか
- 答えは出たが考え方が不安なのか
によって、必要な説明は変わります。
質問する前に「どこから分からないのか」を少し整理するだけで、質問の質は大きく変わります。
質問する前に確認したい3つ
難しく考える必要はありません。
まず、次の3つを確認してみてください。
① どこまで分かった?
問題文は読めたのか、式は途中まで立てられたのか、自分でできたところを確認します。
② どこで止まった?
最初の一手、公式、途中計算、選択肢の判断など、止まった場所を探します。
③ 何を試した?
教科書を見た、公式を確認した、図を書いたなど、自分で試したことを確認します。
「どこまで分かった・どこで止まった・何を試した」
この3つが分かれば、質問はかなり作りやすくなります。
良い質問は、長い質問ではありません
質問を丁寧にしようとして、
完璧に説明しようとする必要はありません。
例えば、
数学なら、
「ここまではできましたが、この式を作るところが分かりません」
英語なら、
「文章の意味は分かりますが、なぜこの選択肢が違うのか分かりません」
古文なら、
「単語の意味は分かりますが、この助動詞の意味が判断できません」
これだけでも十分です。
良い質問とは、難しい言葉を使うことではなく、「自分が止まった場所」が伝わる質問です。
質問する前に、問題へ印を残しておく
自習中に分からない問題が出ても、
すぐに先生へ質問できるとは限りません。
そのままにすると、
後から、
「何が分からなかったんだっけ?」
となることがあります。
そこで、問題へ簡単な印を残します。
- ?:考え方が分からない
- △:解けたが自信がない
- ×:解説を見ても分からない
- Q:先生へ質問したい
さらに横に一言、
「公式?」
「この式から分からない」
「なぜ③ではない?」
などと書いておきます。
質問したい場所をその場で残しておくと、後から短時間で確認できます。
全部分からなくても、「最初に分からない場所」を探す
問題を見た瞬間、
「全部分からない」
と感じることもあります。
そんな時は、
問題全体を説明しようとしなくて構いません。
まず、
- 最初に分からなくなった場所はどこか
- 最初に知らない言葉が出た場所はどこか
- 最初に手が止まった式はどこか
- 最初に判断できなかった選択肢はどこか
を探してみてください。
「全部分からない」を、
「ここから分からない」に変える。

質問した後に、一番大切なこと
先生から説明を聞いて、
「分かりました」
で終わってしまうことがあります。
しかし、本当に理解できたかを確認するには、
説明後にもう一度自分でやってみる必要があります。
質問後の流れ
- 説明を聞く
- 分からなかった原因を確認する
- 説明を閉じる
- 最初から自分で解く
- 似た問題でもできるか確認する
質問して理解した後に、自分で再現できて初めて「質問した内容が自分の力になった」と言えます。
同じ質問をしても大丈夫です
生徒の中には、
「前にも聞いたから、もう質問しにくい」
と感じる人もいます。
しかし、一度聞いた内容を忘れることはあります。
大切なのは、
ただ同じ説明を聞くだけではなく、
- 前回どこまで理解したか
- 今回どこでまた止まったか
- 前回の対策を実行できていたか
- 何をもう一度確認すればよいか
を見ることです。
同じ質問をしたことより、「なぜまた止まったか」を確認する方が大切です。
質問しすぎる場合にも注意します
質問できることは良いことです。
しかし、
問題を見てすぐ、
「先生、これ分かりません」
となると、
自分で考える時間が減ってしまいます。
質問前に一度、
- 問題文を読む
- 使えそうな知識を考える
- 教科書や例題を見る
- 途中まででも手を動かす
という時間を作ります。
「質問しない」のでも「すぐ質問する」のでもなく、自分で考えた後に必要な部分を質問することが大切です。
数学の質問では「最初の一手」を聞く
数学で解説全部を聞いてしまうと、
その場では理解できても、自分で考える部分が減ることがあります。
そこで、
「最初に何を考えればいいですか?」
「この条件から何が分かりますか?」
と質問する方法があります。
例えば、
- どの公式を使うか
- 何を文字で置くか
- どの条件に注目するか
- どこに補助線を引くか
- 何を場合分けするか
最初の一手だけ分かれば、その後を自分で進められることがあります。
英語の質問では「なぜ」を確認する
英語では、
「答えは②です」
だけ聞いても、次の問題につながりません。
確認したいのは、
- なぜ②が正しいのか
- なぜ①ではダメなのか
- 本文のどこが根拠なのか
- どの文法知識を使うのか
- 自分はどこを読み違えたのか
答えだけでなく「判断の根拠」を質問できると、似た問題へ応用しやすくなります。
質問をためすぎない
分からない問題へQマークをつけることは大切です。
ただし、
何週間も質問せずに残してしまうと、
その後の単元理解にも影響します。
そこで、
- 授業の最後に質問する
- 自習日にまとめて確認する
- 次の授業までに聞く
- テスト2週間前までに疑問を減らす
など、
質問を解決する日
まで決めておきます。
分からない問題を見つけるだけでなく、「いつ解決するか」まで決めることが大切です。
高1・高2・高3で、質問の内容は変わります
高校1年生
- 学校授業で分からなかったところ
- 数学の基本問題
- 英文法の理解
- 学校課題で止まったところ
高校2年生
- 高1内容の抜け
- 模試で分からなかった問題
- 受験基礎教材の疑問
- 学校内容と受験内容のつながり
高校3年生
- 過去問の考え方
- なぜその選択肢になるか
- 時間内に解く方法
- 志望校で必要な解法・判断基準
学年が上がるほど、「答えを聞く質問」から「考え方や判断の根拠を確認する質問」へ変えていきます。
今日から使える「質問3行メモ」
質問するのが苦手な場合は、
問題の横に次の3行だけ書いてみてください。
① ここまでは分かる
自分でできたところを書く。
② ここで止まった
分からなくなった場所を書く。
③ これを試した
教科書・公式・図など、試したことを書く。
例えば、
数学
① 二次関数の式までは作れた
② 最大値を出すところで止まった
③ 平方完成までは試した
「分かりません」から、
「ここで止まりました」へ。

保護者の方へ
お子様が質問をしない様子を見ると、
「分からないなら先生に聞けばいいのに」
と思うこともあると思います。
しかし、
本人の中では、
- 何を質問すればいいか分からない
- こんなことを聞いてよいか不安
- どこから分からないか説明できない
- 質問するタイミングが分からない
という場合があります。
その時は、
- どこまでは分かった?
- 最初に止まったのはどこ?
- 何か試してみた?
- 先生に何を聞けば進めそう?
と整理してみてください。
「質問しなさい」と言うだけでなく、質問できる形まで一緒に整理することで、本人も動きやすくなります。
当塾で大切にしていること
- 質問しやすい雰囲気を作ること
- 答えをすぐに教えすぎないこと
- どこまで分かっているか確認すること
- 止まっている場所を一緒に整理すること
- 必要なヒントから段階的に伝えること
- 質問後に自力で解き直すこと
私たちは、
「分からないなら何でもすぐ教える」
ことだけを目的にはしていません。
自分で考えた上で、必要な時に必要な質問ができ、最後は自分で解ける状態へつなげることを大切にしています。
最後に・・・
桜咲個別指導学院 高等部は高校生専門の個別指導塾です。
質問できる自習室と手厚いサポートで、学習習慣づくりから受験対策までしっかり支えます。
塾の詳細や見学・無料体験授業等につきましては随時受付中です。お電話か問い合わせフォームよりご連絡ください。
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